今治市内のお庭に、香川県産由良石の雪見灯篭を設置させていただきました。

こんにちは。愛媛県内を中心にお墓の仕事をしています、青山今治店の村上です。

今回ご紹介させていただくのはお墓ではなく、お庭の灯篭に関する工事です。

今治市内のお庭に、香川県産由良石の雪見灯篭を設置させていただいたり、既存の灯篭の移動・傾き直しなどのご依頼をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

完成した灯篭

雪見灯篭 / 香川県産由良石(安山岩)

ご相談の内容とお庭の様子

お客様は、弊社今治展示場のご近所の方で日頃からお世話になっている方です。

ご相談の内容は、①現在お庭に有る出雲型灯篭の笠が割れてしまっているので新調されたい。②別で有る既存の灯篭が傾いているので直してほしい。との事でした。

新調される灯篭のご希望は、新品ではなく年月を感じる事の出来る品との事でした。

 

 

取引の有る灯篭屋さんに特別に譲っていただいた年代物で、由良石の三尺(約90㎝)雪見灯篭です。

由良石は高松市由良町で採石されていましたが、現在は休山していて希少価値の有る物になっています。

実物を確認後、お客様にはお写真でご確認いただきました。

灯篭の雰囲気も大変気に入って下さいました。

 

改修前のお客様のお庭です。

手前の灯篭は違う場所へ移動し、新調した灯篭を設置します。奥に有るのが傾いている灯篭です。

 

出雲型灯篭で、約60年程前に購入されたそうです。

笠が割れてしまった理由は、砂岩で出来ており約50年くらいで自然風化してしまう為だと考えられます。

台石はそのまま使用してほしいとのご要望もいただきました。

 

こちらの灯篭は、お爺様が昭和初期に購入された物らしく、傾いてしまっているのがずっと気になっていたそうです。

一度解体し、地面を締固めてからセメントを敷く事にしました。

 

完成!!

既存の出雲型灯篭は、お庭の自然石の上に移動しました。

笠は割れてない部分を正面に向け、設置させていただきました。

元々はここに有ったそうで、「割れた部分もわからなくなったし、元の場所に設置していただいて良かった。」とのお言葉をいただきました。

 

傾いていた灯篭も元通りになりました。

グラグラしていた石と石の接地面もセメントで補強する事が出来ました。

「これで見た感じも良くなったし、地震がきても安心です。」と、お喜びいただきました。

 

新調された雪見灯籠です。

年月を感じる雰囲気で、おもむきの有る佇まいとなりました。

 

 

既存の台石や松・お庭の雰囲気ともバッチリで、元々お庭に有ったかの様な出来にお客様も大変ご満足いただいていました。

 

完成後の感想

お客様のお庭はお爺様の代から今までに、2度程リフォームをされているそうです。

今回、代々受け継がれてきたお庭に新たな灯篭が設置され、より一層おもむきの有る雰囲気となりました。

灯篭も大変気に入って下さったご様子で本当に良かったです。

今回も、この様なお手伝いをさせていただけた事を、心から感謝致します。

今後とも宜しくお願い致します。

 

※弊社では墓石工事以外にも、お庭のエクステリア外構工事も行っています。

また、本社工場には他にもいくつか灯篭が有りますので、お時間が有りましたらお気軽にお越し下さい。