既存の洋墓を活かして両家墓へ|今治市営大谷墓園墓地での改修工事

こんにちは。愛媛県内を中心にお墓の仕事をしています、青山今治店の村上です。

今回は、今治市営大谷墓園墓地10区にて、もともと建立されていた洋墓を活かし、竿石部分を加工して両家墓へと改修した施工事例をご紹介します。

 

完成したお墓

洋墓デザイン墓碑 / 竿石部分の切削加工・イラストや文字彫刻

【敷地:約2m×約2m】

 

ご相談の経緯と墓所の様子

今回ご依頼いただいたご両家様とは、これまでにも墓石の建立や墓じまい、その他の墓石工事など、さまざまなご縁をいただいております。

今回は、奥様のご実家に建立されている墓石を活用し、奥様の嫁ぎ先とご実家の両家で使用できる墓石へ改修したいとのご相談をいただきました。

既存の墓石を活かしながら、これからもご両家で末永くお祀りいただけるよう、竿石部分を加工して両家墓へと改修することになりました。

 

こちらが今回、改修工事を行うお客様のお墓です。

ピンク色の石材を使用した洋墓が特徴的で、とても素敵な墓石です。

墓所は10区の入口付近にあり、墓地内でも比較的アクセスしやすい場所にあります。

 

お客様からは、現在彫刻されている家名の部分を削り、新たな文字を彫刻する形で仕上げたいとのご希望をいただきました。

 

家名部分だけを削って新たな文字を彫刻すると、墓石デザインのバランスが崩れてしまい、仕上がりに違和感が出る可能性がありました。

そこで、家名の少し下の位置から竿石の一番上までを切削し、全体のバランスを整えたうえで新たな文字を彫刻する方法をご提案しました。

また、お客様には、切削の際は既存の墓石をできるだけ活かせるよう、奥行きを深くしすぎないよう注意して加工を行うことを、作業前にお伝えしました。

 

 

工場で加工~完成まで

こちらは、竿石部分のみを撤去し、弊社工場にて加工を行っている様子です。

現地では竿石を慎重に取り外し、工場へ搬入して切削加工を行いました。

 

切削加工中は、お客様と打ち合わせした通り、切削部分が深くなり過ぎないよう慎重に加工を進めていきます。

 

こちらは切削加工を終えた直後の状態で、まだ表面を磨く前の写真です。

この後、切削した部分の表面を均一に磨き上げていきます。

そのうえで、新たな文字を彫刻できる状態に整えていきます。

 

彫刻する内容については、お客様と打ち合わせを重ねながら決定しました。

また、文字の大きさや位置についても、仕上がりをイメージしていただきながら最終確認を行い、納得いただいたうえで彫刻作業へと進みました。

 

こちらが改修工事完了後の様子です。

切削した部分も周囲になじみ、違和感のない仕上がりとなりました。

 

横から見ても、切削部分が深くなりすぎることなく、自然な仕上がりとなっています。

正面からだけでなく、横から見た際のバランスも問題なく、きれいに仕上げることができました。

 

今回、左上に彫刻したイラストは、亡くなられたご主人様が好きだった【モーグル】です。

デザインの大きさや位置については、息子様のご意見も取り入れながら、ご家族で相談して決定しました。

また、下側には【LOVE】の文字をお選びになりました。

こちらは、亡くなられたご主人様やご両親様への想いを込めたメッセージです。

ご家族の大切な想いが込められた、世界に一つだけの両家墓となりました。

完成を見られたお客様からは、「素敵に仕上がって嬉しいです。主人や両親も喜んでくれていると思います。」とのお言葉をいただく事が出来ました。

 

 

完成後の感想

今回の工事では、もともと大切にされてきた墓石を活かしながら、ご両家で末永くお祀りいただける両家墓へと改修しました。

文字やデザインについても、ご家族でじっくりと相談しながら決定し、故人様への想いが込められた墓石に仕上がりました。

これまで大切にされてきた墓石を残しながら、ご家族の新たな想いを加えることができた、心のこもった改修工事となりました。

 

今回もこのような大切なお墓の工事をお任せいただけたことに心より感謝申し上げます。

今後とも末永く宜しくお願い致します。