大島石の極上特級材・青山ブルーを使用|国内加工で仕上げた和型墓石が大谷墓園墓地に完成
こんにちは。愛媛県内を中心にお墓の仕事をしています、青山今治店の村上です。
今回は、今治市営大谷墓園墓地13区で、本体に大島特級石・青山ブルーをお選びいただいた10寸剣付き3重台の和型が完成しましたので、ご紹介させていただきます。
完成したお墓

10寸剣付き3重台 / 大島特級石・青山ブルー
既存舞台組 / インド産御影石
【敷地:約2m×約2m】
ご相談の経緯と墓所の様子
平成19年に今治市営大谷墓園墓地をご購入されて以来、長くお付き合いさせていただいているお客様です。
平成21年には、舞台組工事のご依頼いただき、施工させていただきました。
当初から「両家墓」にされるご予定で、1件は娘婿様のご実家のお墓を松山市の墓地から移転し、もう1件は娘様ご夫婦のご両親用として新たに墓石を建立する計画でした。
その後、平成28年には松山市からの墓石移転工事をご依頼いただき、無事施工させていただきました。その際、新設墓石のお見積りもご提示しましたが、ご両親様がお元気でいらっしゃったこともあり、建立はしばらく見送られることになりました。
そして今年8月、娘様よりお父様ご逝去のご連絡をいただき、新たに墓石建立のご依頼を賜りました。

お客様の墓地は、今治市営大谷墓園墓地13区です。
入口にゴミ箱や水道設備も有り、とてもお参りしやすい墓所です。

約2m×約2mの敷地で、右側に新たな墓石を建立させていただきます。
お父様がご生前の頃から計画を進めておられたこともあり、墓石の形や石種についてもスムーズに打ち合わせを進めることができました。
青山ブルー<先代より受け継いだ石>
今回、お客様よりお選びいただいた大島特級石・青山ブルーのご紹介です。

青山には1990年頃までに浩成石材工業㈲が採掘していた極上特級材のストックが有ります。
写真は当時の丁場での作業風景です。
現在では採掘できない為、ストック限りで無くなってしまうとても希少な石です。
そんな青山ブルーは天然の青みが格別濃いので、通常の大島特級石よりも重厚感を持つお墓に仕上がります。
現地にてご覧いただく事で、青山ブルーの青みの濃いさや国内加工の違い、弊社が大島石は国内加工にこだわり続ける理由をご理解いただけます。
ご興味がございましたらお気軽にご相談下さい。
完成!!

本体の石は、弊社が約30年前に採掘した大島石の中でも極上特級材の青山ブルーです。

大島特級石・青山ブルーをご使用頂く事で、より重厚感の有る仕上がりになります。

周りに有る大島石と比べても、目の細かさや色の濃いさは一目瞭然です。

墓石の形は、既存墓石に合わせて剣付きをお選びいただきました。

竿石頭部には、香箱(こうばこ)加工がほどこされ上品な印象になっています。

剣付きの墓石は、今治市周辺で古くから親しまれてきた伝統的なデザインで、地域の風土や文化を象徴する形でもあります。

剣の部分は細かな造形が多く、見た目以上に高度な技術が求められます。
熟練した職人の長年受け継がれてきた技と経験が、その美しい仕上がりを支えています。

弊社では、大島石の魅力を最大限に引き出すため、国内加工に徹底してこだわっています。
細部の仕上がりを左右するのは、国内の確かな技術と厳格な品質管理。
その積み重ねが、安心してお選びいただける品質を生み出しています。

お線香立ては、一つの石材を丁寧にくり抜いて制作しています。
内部には、縦置きができるステンレス製の受け皿を落とし込んでおり、使い勝手が良い仕上がりになっています。
大島石の上質な風合いを最大限に生かすため、家紋は立体彫刻で丁寧に仕上げました。
光の当たり方で陰影が際立ち、石の高級感と重厚さがより深く感じられる仕上がりです。
完成後の感想
今回のお墓づくりを通して、長年にわたりご信頼いただき、節目ごとにお声がけくださったことに心より感謝申し上げます。
大切なご家族の想いを形にするお手伝いを、こうして再び任せていただけたことは、弊社にとって何よりの励みです。
また、希少な青山ブルーをお選びいただき、国内加工の仕上がりにもご満足いただけたことを大変嬉しく思っております。
この度も素晴らしいご縁をいただき、誠にありがとうございました。
今後も変わらずお力になれるよう努めてまいりますので、お困りごとやご相談がございましたら、どうぞいつでもお気軽にご連絡ください。
引き続き末永くよろしくお願い致します。






